ティグレ税制セミナー「私たちは、なぜ税金を納めるのか?」開催

 2025年10月24日(金)15時より、経済学者の諸富徹(もろとみとおる)京都大学公共政策大学院教授を講師にお迎えし、ティグレ連合会主催の税制セミナー「私たちは、なぜ税金を納めるのか?  複雑な税の仕組みから社会保障の未来まで、経済学の視点で解き明かす」を開催しました。

 セミナー開催にあたり上田良子ティグレ連合会理事長より挨拶が行われ、講演が開始。諸富氏より、税の歴史から現在の状況、日本の税教育や今後の展望などが、多くのデータと共に丁寧にわかりやすく語られました。

上田良子ティグレ連合会理事長より挨拶
諸富教授の近著

 本講演は、ティグレ大阪セミナールーム会場での開催に加え、オンライン同時配信でも多くの皆様にご参加いただき、質疑応答まで大変盛況となりました。

諸富氏より語られた本講演の主な内容

  • ・強まっている減税要求の声
  • ・払拭できない年貢的なイメージ
  • ・歴史から見る税金の成り立ち
  • ・税金は権利
  • ・教育方針に大きな変化の兆し
  • ・政治的有効感覚を持てない有権者
  • ・全世代の支援こそ社会保障の役割
  • ・社会保障財源を応能化するために
  • ・主権者として税金を払う

講演録および当日講演資料を掲載しています。以下より閲覧・ダウンロードが可能です。(新規タブで開きます)

セミナー「私たちは、なぜ税金を納めるのか?」講演録/講演資料

講演録PDF
講演資料PDF
諸富徹京都大学教授

諸富 徹(もろとみ とおる)氏 
京都大学公共政策大学院 教授

【学歴・職歴】
1993年 同志社大学卒業
1998年 京都大学大学院博士課程修了
1998年 横浜国立大学経済学部助教授
2010年 京都大学大学院経済学研究科教授
2015年4月~2016年3月 ミシガン大学グロティウス客員研究員
【受賞歴】
2014年 租税資料館賞/2021年 第11回不動産協会賞
【著書】
『税という社会の仕組み』(2024年 筑摩書房)、『税と社会保障』(2024年平凡社)、『私たちはなぜ税金を納めるのか』(2013年 新潮選書)等