セミナー「納税者権利憲章制定の意義を改めて考える」開催 講師に青木丈氏(講演録あり)

 2024年10月28日(月)、香川大学教授の青木丈(あおきたけし)税理士を講師にお迎えし、ティグレ連合会主催(協賛参加:一般社団法人中小企業研究所、一般社団法人静岡中小企業研究所)の税制セミナー「納税者権利憲章制定の意義を改めて考える」を開催しました。

 講演会冒頭、橘悦二ティグレ連合会理事長から「今回の衆議院選挙では政治とお金の問題、税金がどう使われているのかというところが争点になりました。この機運を、ぜひとも納税者権利憲章制定まで繋げてほしいという思いで税制セミナーを開催いたします」と挨拶がなされました。講演では青木教授より、以前民主党政権時の納税者権利憲章法案作成に実際に携わっていらした経験などを中心に、今後の憲章制定へ向けた方向観が語られました。

 本講演は、ティグレ大阪での会場開催に加え、オンライン同時配信でも大変多くの皆様にご参加いただきました。講演と質疑応答の後には松下磨ティグレ連合会専務理事より挨拶がなされ、閉会となりました。

青木氏より語られた本講演の主な内容

  • 閣議決定されている平成23年度法案
  • きれいには切れない義務と権利
  • アメリカの納税者憲章「納税者としてのあなたの権利」
  • 平成23年12月改正の経緯
  • 今こそ生きてくる附則106条
  • 重要なのは申告する権利
  • ツールとしての納税者権利憲章
  • 「納税そのものが権利」という考え方

講演録および当日講演資料を掲載しています。以下より閲覧・ダウンロードが可能です。(新規タブで開きます)

セミナー「納税者権利憲章制定の意義を改めて考える」講演録/講演資料

講演録PDF(320KB)
講演資料PDF(2.6MB)

青木 丈 (あおき たけし)氏
香川大学教授・税理士・博士(政策研究・千葉商科大学)

1972年 東京生まれ。2001年に税理士登録(東京税理士会)。
2009年11月~2013年1月 内閣府本府行政刷新会議事務局上席政策調査員、総務省行政管理局企画調整課企画官等を歴任
2017年4月 香川大学法学部教授
元民間税制調査会メンバー