三木義一氏によるセミナー「これからの税制のあり方について」を開催(講演録あり)

 2024年6月4日(火)、税制の第一人者として活躍中の三木義一氏(青山学院大学前学長・弁護士)を講師にお迎えし、ティグレ連合会主催による消費税セミナー「これからの税制のあり方について〜ティグレ『国への要望』の課題〜」を開催しました(協賛参加:中小企業研究所)。

 三木氏には昨年6月「消費税のいろは」、同12月「消費税の問題点と課題」とそれぞれのテーマにて講演していただいています。大変好評を得ており、今回は三木氏による3回目の税制セミナーとなります。冒頭、橘悦二ティグレ連合会理事長からの挨拶の後、講演が開始。今回も熱のこもった講演となり、古く不健全な昭和税制から健全な令和の税制にしようといった問題意識が提起されました。

 本講演は、ティグレ大阪での会場開催に加え、オンライン同時配信でも大変多くの皆様にご参加いただき、質疑応答まで大変盛況となりました。

三木氏より語られた本講演の主な内容

  • 憲法草案にはなかった「納税の義務」
  • 104カ国中94位の日本の現実
  • しがらみで古いままの税金が少なくない
  • 納税者権利憲章の制定に向けて
  • 富裕税という国際的な動き
  • 昭和32年のままの相続税
  • 固定資産税の評価に問題あり
  • 消費税の致命的な欠陥は逆進性
  • 不可能ではない消費税の累進化

講演録および当日講演資料を掲載しています。以下より閲覧・ダウンロードが可能です。(新規タブで開きます)

セミナー「これからの税制のあり方について」講演録/講演資料

講演録PDF
講演資料PDF
講師三木義一  氏

三木 義一 氏
青山学院大学前学長・弁護士

 青山学院大学前学長、同大学名誉教授、弁護士。政府税制調査会専門家委員会委員など税制の第一人者として活躍中。主な著書は『日本の税金』『日本の納税者』など。その他、実務書や監修書等も多数。